食育
- 安部歯科医院が食育に注目するわけ
- 歯科は、昔、虫歯治療にばかり注目していました。そこから、安部歯科医院は虫歯予防に徹し、子供の虫歯予防は確立されつつあり、虫歯はないが、近年、明らかに歯列不正や口腔機能障害の子供たちが増えてきたのです。来院する患者さんをみて、咬合育成を正常に改善したい!ということで、生活習慣や食育に注目し、全身予防へシフトしました。それが、今後の歯科医院の使命だと考えております。
- 食育と予防歯科は関係あるの?
- 食育と予防歯科には、深い関係があります。なぜなら、食育も歯科も、基本は、食生活にかかわる生活習慣から健康を導くからです。
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生活習慣とは
- 生活のリズムの形成 →食事・排泄・学習・仕事・休息・睡眠、毎日繰り返して行う行為を意識して努力する事なく自然な行為 として行う。
- 衛生上必要 →手・体を洗う、排便時には、お尻を拭く
- 社会的に適応する上で必要 →あいさつなど社会的マナーを身につける
- 年齢にブラッシング指導はあるの?
- もちろんあります。乳歯列期の時、混合歯列期(乳歯と永久歯が口の中にある)の時、永久歯列期とそれぞれに磨き方やハブラシの選び方など違います。またそれぞれの年齢に、お口の中の状態(虫歯が多い・歯肉炎がある)により磨くポイントが変わってきます。
- はみがきを嫌がる子供に対策はあるの?
- 歯ブラシを遊び道具の一つとして子供にあたえてあげたり、はみがきの音楽やDVDをつけながらはみがきをしたりするのもいいかもしれません。その他、子供のお気に入りの歯磨剤をつけてあげるなどもいいと思います。歯磨剤には、フッ素が入っているので歯を強くする効果もあります。また、子供は大人のまねをするのが大好きです。お父さんやお母さんが楽しくはみがきをしている姿をみせてあげて下さい。
- 口呼吸ってなに?なぜダメなの?
- 本来、人は普段口を閉じて鼻で息をします。それがうまくいかなくて常に口をあけ、口で息を するのが、口呼吸です。
原因は、口唇の力が弱かったり、鼻の病気があったりするときにおきます。
口呼吸は、歯並びが悪くなったり、口を開いていることでくちが乾燥し虫歯、歯肉炎の原因になったりします。 - MFTってなに?
- 日本語に訳すと“口腔機能療法”です。口のまわりの筋肉(舌・行進・顔面の筋肉など)を強くしてバランスを良くし、正しく機能させるためのプログラムです。上顎前突や開口のお子さんなど、お口をポカーンと開いていたり、舌が突出して本来の動きをしていない子などに必要です。
- 指しゃぶりはよくない?何歳まで大丈夫?
- もちろん歯並びのことを考えるとやめた方がいいです。開口や上顎前突の原因となります。 ただ、指しゃぶりの原因は、ただ癖だけでなく寂しかったり心理的な影響などもあります。また、眠い時などお母さんのおっぱいが忘れられなく指しゃぶりをする子もいるようです。やめる時期としては、早ければそれにこしたことはないですが、精神的な影響を考え、その子にあった時期があると思います。