東大阪市鴻池新田の歯科・歯医者 厚生労働省指定臨床研修医療機関 医療法人I's MEDICAL安部歯科医院

海外の歯医者さん イラン編

Date:2014.11.11

みなさんこんばんは!

歯科アシスタントの中山からブログがまわってきました、歯科医師の中川です。

今日は僕が海外で訪問した歯科医院について書きたいと思います。

 

マしゅはど

 

写真は2013年の4月にイランで撮影したものです。

皆さんは「イラン」と聞くと「なんだか怖くてテロリストなんかが沢山いるところなんじゃないか」と思ってしまうかもしれません。

しかし、実際にはイランの人々は洗練された文化をもった心優しい人がほとんどです。旅の途中、ペルシャ語を話せない僕を何度も親切に助けてくれました。

礼儀正しく、まっすぐな彼らはどこか日本人と似ているような気がします。ペルシャ文明の末裔として誇りを持って生きる人々の生活にふれながら僕が10日間の旅で感じたことを、少し皆さんと共有したいと思います。

歯医者さんについて新しい見方につながれば幸いです。

 

広大なイランを放浪中、僕は2つの歯科医院を見学させていただきました。

ひとつはイスラム教シーア派の聖地マシュハドという町の歯医者さん。

もう一方は首都テヘランの歯医者さんでした。

イラン地図

 

まずはマシュハドの方から紹介します。

マシュハドはイランの北東にある町です。シーア派の聖地として栄えていて、イスラム教徒でなくてもモスクを訪れることはできます。

モスク

写真のようにたくさんの人々が熱心に祈りを捧げていました。

 

さて一番初めの写真に僕と(僕は左です。)写っているのがDr.Ahmadです。

Drは診療風景を見学させてくれました。

マ診療

 

安部歯科医院でも審美治療に使っている「グラディア」という歯をきれいに整えることのできる樹脂をDr.Ahmadも好んで使っていたのが印象的でした。

マ 診療後

診療前も後もしっかりと患者さんとコミュニケーションをとって、笑顔で接するDr.Ahmad。

 

びっくりしたのは、受付は一つですが、反対側の扉の中は別の歯医者さんのクリニックになっているというところです。

うけつけ

 

もう一つの医院も見学させてもらうとまったく内装も違う雰囲気でした。ちょっと日本ではイメージできないことでしたね。

マぶついいん

Dr.Ahmadは小さなお子さんがいて、このあと一緒に伝統的なイラン料理をご馳走になりました。

家族を大切にするとっても優しい先生でした!

 

 

さて、次は首都テヘランのクリニックです。

このクリニックは最新の設備を備えたモダンな内装の医院でした。

イラン teherann

Dr.Mohammadはドイツでインプラントを専門的に学び、その後テヘランへ帰ってきて専門医を集めた医院をつくられたそうです。

この医院では「根っこの治療」「かぶせの治療」「はぐきの治療」「インプラント」「歯の矯正」それぞれに専門の先生が治療をされています。

残念ながらこの日は予約が入っておらず治療の見学はできませんでしたが

ぎこうし

ぎこうぶつ

技工室や、衛生士さんたちのお部屋は見学させていただきました。

えいせいし

衛生士

イランの女性は公共の場では「ヒジャブ」と呼ばれる髪を隠す為のスカーフをかぶることが法律で義務付けられています。

これは破ると逮捕されてしまう(!)ので医療の現場でも衛生士さんたちもヒジャブをまとっています。

患者さんもこれを治療中に外すことはありません。

 

国が違って文化が違っても「歯」を大切に守る人々の仕事はそこにあって

同じところや、ちがったところがあって おもしろいですね。

食べるものや習慣が違うと 虫歯の予防や歯周病から歯を守るための予防方法も、日本とは少し違うのかもしれません。

 

新しい人々に出会い

食べたことのないものや

のみもの

見たことないものに触れたイランへの旅でした。

だ

 

エスファハーンという街でであった唸ってしまうほど美しいシルクのペルシア絨毯は

ウン十万円という高価なもので 僕には手に入りませんでしたが

じゅうたん

 

イラン産の歯磨き粉はたくさんお土産で買ってきました!

写真 (4)

 

医院見学は、ついつい「当たり前」になりがちな毎日の診療に新しい考え方をもたらしてくれます。

これからも訪れる国々で、「突撃!歯医者さん」 を続けて行きたいとおもいます!

 

皆さんにとって少しでも違う文化を覗ける時間になったでしょうか?

 

安部歯科医院で僕を見かけたら、何でも聞いてくださいね。

 

機会があればまた違う国の診療風景も紹介したいと思います。

では次は技工士の赤坂にひきつぎます^^

 

 

(このブログ中の写真は許可を得て掲載しています。)

 


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